ベールに包まれた精神

憂いを帯びた夜

成人達は酒気を帯びる

 

5月11日(金) 19:09

外面の醜汚に不満を抱いたまま 私は街に出た

 

通りすがりに言われた 可愛い という言葉で

ほんの少し救われたが

 

空虚な淋しき 生の悩みと

精神的な沈鬱な性情が

夜の街を歩く私を苦しめた

 

 

誰一人として私を知る者はいない

そんな街を歩く心地良さと同じくらいに

この街を歩く人々のことについて

私は何1つ知らないのだと虚しくなった

 

 

孤独と寂寥に襲われた私は、

泣けるよう 僅かに体力を残してホテルに帰った

 

317号室

溢れた涙が頬を伝い

シーツを濡らすことを考えた

 

けれど その晩 私は泣くことができなかった

 

泣きながら今日が終わるのも悲しいが

泣けずに今日が終わるのも悲しいなと思った