dreamy (春)

 

夢幻(無限)

 

2018年3月2日23:29

 

私は2年前の春

親友(ここでは仮にA子とする)と縁を切った 

 

A子は可愛かった

特に泣いている姿はエフェメラルで

思わず「可愛いなぁ」と言ってしまうほどに

 

A子は皆んなの一番で

私はいつだってA子の次だった

 

同級生たちは

私がA子の一番の友達であるがゆえに

私と友達で”いてくれる”のだった

 

そのことが悔しく辛かった 

 

私は一度で良いから皆んなの一番になってみたかった

A子に対して嫉妬心を抱いた

 

私が一番になる方法

それは A子の真似をすること だった

 

皆んなの一番な彼女を真似すれば、

いつか私も一番になれるんじゃないか

そう思った

 

だから私は必死でA子の真似をした

身長と声のトーン以外は全て真似をした

 

でもそれは間違っていた

 

A子にはそれが耐えられなかった

A子は自分と私が類似していくことが苦痛だった

そして徐々にA子は私の存在が煙たくなっていったのだ

 

A子が このこと を確信したとき

 

私たちの縁は切れた

 

東京からの転校生に「双子なの?」と聞かれた私達はもうそこにはいなかった

 

そして今、

ずっとA子の真似をし続けてきた私は、自分の感情を決めることさえ出来ない

誰かの肯定がなければ私は行動することが出来ないのだ